警察
警察(けいさつ、仏:police、語源はpolitia:ラテン語で「国家」)とは、実力を以て社会の治安を維持する行政作用及びその主体をいう。社会の安全や治安を維持するべく、その社会的な責任を課された行政機関である。警察を意味する「police」という語はフランス語に由来しており、ギリシア語のpoliteiaとは直接の関係は薄い。政府や行政の面でいう警察(police)という語は18世紀にフランスで新たに生み出されたものである。また警察(police)という語は、初期の警察官として象徴的存在だったconstable(中世ヨーロッパにおいて領主の馬の管理を代行した者の名・ラテン語が元)にちなんで、保安隊(constabulary)としても知られている。
西洋の法律体系内において、警察の主な役割は、人または財産に対する犯罪の防止と、社会の公序良俗の維持に主眼点を置いて犯罪の取り締まりや捜査を行うこと、そして被疑者の逮捕が可能であるならばその者を拘留し関係当局に情報を通知することにある。
(Wikipedia:警察)
警察官
警察官(けいさつかん)とは警察に所属し、その職務を遂行している人のことである。
ほとんどの国において、警察官の業務範囲は非常に広い。勤務時間中に起きる様々な出来事に対処することが多くの国において期待されている。行政作用の一翼を荷っており、法 (法学) 法に基づいた判断や行動が求められているためである。
西欧諸国の大半では、法 (法学) 法にもとづいた社会的秩序を維持すること、あるいは社会的規範に適った平和な状態を維持することなどが、警察官の主たる役割である。注:国ごとに警察官の役割に対する認識はそれなりに異なる。
例えば、アメリカ合衆国・ニューヨーク州警察では初代警察長が「警察官は医師・牧師・弁護士・軍人 兵士を補完する職業。応急処置をし、人々に正しい事を教え、法 (法学) 法を守り、必要なら戦うこと」と訓示した。
(Wikipedia:警察官)
警察本部
警察本部(けいさつほんぶ)は、警察法の規定に基づき各都道府県に置かれる警察組織であり、合議制の都道府県公安委員会の管理の下その職務を遂行する。
都道府県警察本部の内部組織は政令に定める基準に従い、各都道府県の条例により定められている。最高責任者の警察本部長の人事は道府県の自治体では行えない。警察本部長はどんなに低い階級であっても警視長以上であり、かつ警視長は国家公務員であるので、例え埼玉県に常勤している警察本部長であっても、法律上は埼玉県所属の地方公務員ではなく警察庁所属の国家公務員となる。また、各警察本部の部長クラスも全員国家公務員たる警視正である。
(Wikipedia:警察本部)
警察学校
File:Metropolitan police academy fuchu tokyo japan 2009.JPG thumb 250px 警視庁警察学校(東京都府中市)
警察学校(けいさつがっこう)とは、警察官を教育・訓練する研修所。警察官の訓練機関は様々な国に設置されているが、本稿では特にことわりが無い限り日本の警察における警察学校について述べる。
警察学校には大きく分けて、都道府県警察本部直轄の警視庁警察学校および道府県警察学校と、管区警察局に属する管区警察学校の2種類がある。都道府県の警察学校は警察法(昭和29年6月8日法律第162号)第54条を、管区警察学校は同法第32条を設置根拠規定とする。この他、警察庁には警察大学校が(同法第27条)、皇宮警察本部には皇宮警察学校(同法第29条第4項)がそれぞれ設置されている。
(Wikipedia:警察学校)
警察署
警察署(けいさつしょ Police department)とは、日本において全国規模で配置される警察(都道府県警察)の出先機関。警察法(昭和29年6月8日法律第162号)第53条を根拠に設置される。同時に、庁舎そのものを示す語でもある。
警察署には警察署長(日本の場合、警視正または警視の階級にある警察官が就く)が置かれ、全国には1,270あまりの警察署が設置されている。今日、一部の都市部においては人口増加により署が新設され、地方では市町村合併に伴う管轄の変更や署名の変更、さらには統合により署を廃止し幹部交番への降格が行われる署もある。
なお、設置数は警視庁(東京都)が最大(102署)で、最小は鳥取県警察(9署)である。
警察符牒ではPS(ぴーえす。"Police Station"の略)と略称されることがある。
(Wikipedia:警察署)
警察大学校
警察大学校(けいさつだいがっこう・略称:警大、National Police Academy)とは、警察法第27条を設置根拠とする、警察庁直轄の警察実務に関する最高教育機関である。警察上級幹部に対し必要な知識、技能、指導能力及び管理能力を修得させるための教養を行うほか、警察業務に関する研究を行う機関であり、東京都府中市 (東京都) 府中市に置かれている。
警察大学校長が校務を掌理し、副校長が校長の補佐を行う。研修管理官が命を受け、警察大学校の所掌事務のうち重要事項に係るものの企画、立案及び調整を行い、並びに当該事務に関し、政策的見地から総括して指導を行う。また、教授、助教授が置かれている他、校長は特に必要がある場合は講師を委嘱出来る。
(Wikipedia:警察大学校)
警察庁
正式名称 警察庁
公用語名 けいさつちょう
紋章 Asahikage.svg
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主席閣僚職名 警察庁長官 長官
主席閣僚氏名 安藤隆春
次席閣僚職名 次長
次席閣僚氏名 片桐裕
補佐官職名
補佐官氏名
次官職名
次官氏名
上部組織 上部組織
上部組織概要 国家公安委員会
下部組織1 内部部局
下部組織概要1 警察庁長官官房 長官官房、生活安全局、刑事局、交通局、警備局、情報通信局
下部組織2 附属機関
下部組織概要2 警察大学校、科学警察研究所、皇宮警察本部
(Wikipedia:警察庁)
警察手帳
警察手帳(けいさつてちょう)は、日本において、警察官、皇宮護衛官及び交通巡視員に装備品として貸与される手帳である(警察手帳規則(昭和29年7月1日国家公安委員会規則第4号)、以下単に「規則」)。身分証明書 身分を証明するものとして使用される。
日本の警察では、明治時代から使用されていたが、2002年(平成14年)10月1日に形状が大きく変更された。
警察手帳は、証票、記章及びそれを保護している本革部分の総称である。証票は身分証明書の機能があり、記章は一目で警察官等であることを示す機能があり、本革部分は証票及び記章を保護する機能がある。
警察手帳は、警察学校に入校した時点で貸与され、本人の身分証としての役割を果たす(過去には卒業・正式配属の時点で貸与された県警もあったという)。
(Wikipedia:警察手帳)
警察予備隊
警察予備隊(けいさつよびたい)とは、1950年(昭和25年)8月10日に連合国軍最高司令官総司令部 GHQのポツダム命令 ポツダム政令の一つである「警察予備隊令」(昭和25年政令第260号)により設置された、警察力の不足を補うための武装部隊。1952年(昭和27年)10月15日に保安隊(現在の陸上自衛隊)に改組されて消滅した。
警察といっても実態は小規模な軍隊であり、装備はM1ガーランド小銃、戦車(当時の呼称は特車)、など本格的で、組織的には警察とは独立して総理府に直轄し内閣総理大臣の指揮を受けた。
創設の目的については、1950年に勃発した朝鮮戦争で在日米軍のほとんどが大韓民国 韓国に出動してしまい、ダグラス・マッカーサー マッカーサーがそれを補完するために指示したとされている。「Reserved Police」と表現されていた事から、アメリカの州兵のような性格の部隊を想定していたのではないかと考えられる。
(Wikipedia:警察予備隊)
警察庁長官
警察庁長官(けいさつちょうちょうかん 英語Commissioner General)は警察庁の長たる警察官である。その地位については警察法(昭和29年6月8日法律第162号)第16条第2項に規定があり、国家公安委員会の管理に服し、警察庁の庁務を統括し、所部の職員を任免し、及びその服務についてこれを統督し、並びに警察庁の所掌事務について、都道府県警察を指揮監督する。
警察庁長官は、警察庁の庁務を統括する国家公務員であり(警察法第16条第1項)、警察官をもって充てられる(同法第34条第3項)。
警察庁長官は、警察法において階級制度を適用されていない唯一の警察官であるが(同法第62条)、その地位は警察官の階級制度において最上位に位置する警視総監よりもさらに高い、最高位の警察官である。また、警察庁長官は、警察庁に所属する全ての職員(警察官及び皇宮警察官である警察庁の職員を含む)について任免権及び懲戒に関する権限を有し、またこれらのものの服務を統括する(同法第16条第2項)。
(Wikipedia:警察庁長官)
警察庁長官狙撃事件
警察庁長官狙撃事件(けいさつちょう-ちょうかん-そげき-じけん)は、1995年3月に日本の警察庁長官が何者かに狙撃された事件。
オウム真理教関連施設への一斉強制捜査が行われてから8日後の1995年3月30日朝、出勤のため東京都荒川区南千住の自宅マンションを出た警察庁長官・國松孝次が、付近で待ち伏せていた男に拳銃(米国コルト社製の38口径回転式拳銃の長銃身モデルと見られる)で4発撃たれ、38口径のホローポイント弾とされる銃弾3発を腹部などに受け、全治1年6ヵ月の重傷を負った。男は自転車で逃走。 現場からは、朝鮮人民軍のバッジ(「三大革命赤旗勲章」(通称「赤旗前衛中隊バッジ」))や大韓民国の10ウォン硬貨が見つかったという。 國松は手術中に心臓が3度も止まり危篤状態にまで陥ったが2ヵ月半後には公務に復帰した。
(Wikipedia:警察庁長官狙撃事件)
警察不祥事
警察不祥事(けいさつふしょうじ)とは、警察として好ましくない事件を起こすことや警察としてよくない事件を起こすことを謂う。
警察の不祥事には、
警察官個人の非行事案:不倫等非社会的行為・個人の犯罪・服務義務違反
警察組織の問題:捜査報償費流用問題等
職務上の不適切事案:職務執行の行き過ぎ・乱暴な言動
等がある。
これらのうちで、最も問題となるのは警察組織すべてが関わっているとみられている捜査報償費の私的流用等に代表される裏金・不正経理問題がある。
1978年1月 - 世田谷区での警視庁の制服警官による女子大生強姦殺人事件(土田國保警視総監が引責辞任)
1986年11月 - 日本共産党幹部宅盗聴事件
(Wikipedia:警察不祥事)
警察小説
警察小説(けいさつしょうせつ)とは、推理小説(ミステリー)の一つの形式であり、警察機構や警察官もしくは刑事の事件・犯罪に対する捜査活動を軸に展開する小説のジャンルである。
警察小説とは、推理小説の中で「脇役」的存在であることの多かった「警察官」というポジションを主人公、またはそれに近い立場に置いたものである。ただし警察官が探偵役であるからといって必ずしも警察小説と呼ばれることはない。
内容は執筆作家が多数であることもあって、本格サスペンスからアクション小説 活劇、暗黒小説などと幅広い。
ハードボイルド要素を織り込んだ作品が多いが、横山秀夫らの登場により、推理要素を取り込みながらも人間ドラマを重視した作品もあり、高い評価を得ている。
(Wikipedia:警察小説)
警察官の懲戒処分
警察官の懲戒処分(けいさつかんのちょうかいしょぶん)は、職務上の義務違反または怠慢、もしくは公私を問わず全体の奉仕者としてふさわしくない非行のあった警察官に対し、その責任を明らかにし、将来に向かって戒め、または公務員としてふさわしくない者を排除するために行われる行政の処分。警察官は国家公務員または都道府県の地方公務員であるので、前者への処分は国家公務員法(昭和22年10月21日法律第120号)により、後者へは地方公務員法(昭和25年12月13日法律第261号)により、それぞれなされる。
国家公務員法第82条、地方公務員法第29条とも、職員に対する懲戒処分には以下の種類を規定している。
(Wikipedia:警察官の懲戒処分)
警察予備隊違憲訴訟
警察予備隊違憲訴訟(けいさつよびたいいけんそしょう)とは、昭和26年(1951年)に創設された警察予備隊が日本国憲法第9条に反し違憲であることを、直接最高裁判所に訴えた行政訴訟。日本国憲法が定める最高裁判所の違憲審査制の性質について判断が示された。最高裁判所昭和27年10月8日大法廷判決。
1951年に警察予備隊が設置されたことについて、日本社会党を代表して原告鈴木茂三郎が、4月1日以降になした警察予備隊にかかる一切の行為の無効確認を求めて最高裁判所に訴状を提出。原告は、
日本国憲法第81条が最高裁判所に憲法裁判所の性格を与えた
とともに、
それについては一審にして終審の管轄を与えた
(Wikipedia:警察予備隊違憲訴訟)
警察犬
警察犬(けいさつけん)とは人間の6千倍といわれる犬の鋭い嗅覚等の能力を高度に訓練し、足跡追及能力や臭気選別能力を警察など法執行機関の捜査活動に利用するものである。また警戒犬や攻撃犬としても使用される。歴史的には軍用犬や番犬、猟犬から発展した。
日本では警察が所有し使用する直轄犬、 警察が実施する試験に合格し警察から非常勤の警察犬として認められた嘱託犬をいう。また広義には日本警察犬協会が警察犬としての能力を認定している7犬種を警察犬ということもある。
警察犬を最初に使用したのは19世紀末ドイツのヒルデスハイム市警察とされる。
日本では1912年に警視庁がイギリスから警察犬2頭を採用したのが始まりである。
(Wikipedia:警察犬)
警察24時
警察24時(けいさつにじゅうよじ)とは日本の警察の活動を取材したドキュメンタリー番組の総称である。『警視庁24時』『交通警察24時』といった題名が多い。
内容パターンとしては、大都市の繁華街や歓楽街の交番、また110番受付台に取材陣が詰めたり、警戒中のパトロールカーに取材陣が同乗もしくは取材車で同行して、取材中に発生した事件や事故現場での警察官の活動を追ったものが多い。スリ、賭博などの摘発、深夜の繁華街での暴力沙汰鎮圧や暴走族取り締まり活動、高速道路上での事故処理の模様などが多く伝えられる。ニュース番組などでは実名報道や顔が映された被疑者についてもモザイク処理され匿名とされることが多い。
(Wikipedia:警察24時)
警察庁長官官房
警察庁長官官房(けいさつちょうちょうかんかんぼう)は、国家公安委員会の特別の機関である警察庁の内部部局の一つ。
官房長
総括審議官
政策評価審議官
審議官(4名、生活安全局・警察庁刑事局 刑事局・警察庁交通局 交通局・警備局をそれぞれ担当)
技術審議官
参事官(5名)
首席監察官
総務課
政策企画官
情報公開・個人情報保護企画官
広報室
留置管理室
人事課
人事総括企画官
(Wikipedia:警察庁長官官房)
警察・刑事司法協力
警察・刑事司法協力は、法執行及び人種差別の解消における国家間連携に焦点を合わせた、欧州連合の3本柱構造における第3の柱である。
本協力関係は最初マーストリヒト条約における一つの柱である、司法・内務協力として構築された。続いてアムステルダム条約では不法移民や国境審査・査証、亡命及び民事に係わる司法協力の領域を、第1の柱である欧州共同体の管轄へと移動するとともに、第3の柱に残された領域を明確に示すために名称が変更された。”司法・内務協力”という表現は現在これら第1の柱へと統合された分野及び政府協力である第3の柱をカバーしている。
マーストリヒト条約以前にはEC加盟国は域内の自由な移動及び人権保障に関し様々な領域、例えばCELAD(仮訳/欧州麻薬対策委員会)やTREVI(警察協力)の調整機関の他に、税関協力(GAM)及び司法政策などで国際間レベルで協力してきた。マーストリヒト条約では司法・内務協力は、協調行動のための新しい手段を提供することで、より緊密な行動への取り組みを可能にしながら加盟国が執る行動を強化することを目的としていた。マーストリヒト条約は欧州連合の目的、特に欧州域内での自由な移動を達成しながら、加盟国で共通した利害領域として次の事項を検討することを確立した:
(Wikipedia:警察・刑事司法協力)
警察長
警察長(けいさつちょう)は、警察機関の長。日本においては、旧警察法下の短期間、各市町村(東京都の特別区については一括して適用)に市町村公安委員会の下に置かれた自治体警察 (旧警察法) 市町村警察の長のことであり、市町村警察を指揮監督する。
旧警察法はアメリカの警察制度を参考に作られたので、人口5000人以上の市町村ごと(設置できない市町村は国が担当)に公安委員会及び市町村警察が置かれた。そして、市町村警察のトップが警察長であった。しかし、市町村警察は大都市を除けば、財政力には限界があり、さらに捜査や治安維持の能力にも限界があった(警察署が一つ程度の規模しかない市町村警察もあった)。
また、一部では警察と暴力団が癒着し、治安の維持が難しくなる地域も発生した(中には警察長や警察署長が癒着の先頭に立った事例もあった)。
(Wikipedia:警察長)